三重県 U様邸

  • 延床面積/134.74㎡(40.8坪)
  • 1階/67.37㎡ 2階/67.37㎡
  • ご家族構成/夫婦+子供2人

■基本コンセプト

建物の中央に階段スペースを抱き込んだリビングスペース、2階にはファミリールームを中央に両側に分かれた各寝室は、スウェーデンならではのシンメトリカルなプランとなっています。
共働きのご夫婦のために合理的な家事エリアや玄関収納を提案しました。エンジニアのご主人様から「この家のどこを探しても寒さが見つからない。」とのご評価も頂きました。

間取

ショーナヒュースを選んでいただいた理由

・夏も冬も快適に過ごせる断熱性能の高さ。

・真の北欧仕様の洗練されたデザイン。

・限られた当方の予算に応じて、本当に細かく仕様を詰めていただける気配りの細やかさ。(千数百円という価格のペーパーホルダー一つにいたるまで、一緒に悩んでいただいた記憶があります)

・窓や階段など、主要部材をスウェーデンから直接輸入される現地とのネットワーク。

・山口様、太田様の実直なお人柄。

実際に住みだした感想

完成後初めて入居した日、既に夜になると外は肌寒さを感じるような季節でしたが、夜室内で引越しの後片付けをしているとむしろ暑さを感じたのを覚えています。
その夜来訪した妻の友人も、「何か家の中温かいね」と言っていたのが印象的でした。

一夜明けて次の日、今度は外の物音が全然聞こえてこないのに気付きました。
それまでの家であれば、前の道を通過する車の音や雨の音は当たり前のように聞こえていたのに、それらの音が小さくしか聞こえてこない状況にむしろ違和感さえ覚えたものでした。

それからだんだんと冬に向かっていく中、勤務先の人が「だいぶ寒くなってきたな」とか「ファンヒータを出した」とか話しているのをよそ眼に、我が家は何もせずに室温23℃以上を楽々とキープし続け、それは真冬になっても何も変わりませんでした。

それまで、冬になると当たり前のように使っていた毛布は全く必要なくなり、あまりにも使わないため結局は処分してしまいました。

夏の夜の必需品であったタオルケットも我が家では用途が無くなり、薄手の布団1枚で1年中過ごせるようになりました。

室内は年中一定の温度を保っており、真冬と真夏で最大4~5℃程度しか変化せず、24時間では±1℃変化するかどうかといったところです。

エアコンの温度設定を夏の冷房=26~27℃、冬の暖房=22~23℃にしていますが、室温もほぼその設定温度になり、エアコンのコンプレッサは時々運転しているだけで常時運転し続けることはありません。

フルタイムの換気システムも非常に有効で、窓を開けて換気する必要性を全く感じないため、もっと多くの窓を固定式のフィックス窓にしても良かったのではないかと思っています。(フィックス窓の方が多少なりとも低コストで済みます)

唯一困ったのは、真冬の朝玄関を開けて外へ出るまで、外がどれほど寒いのか全く分からなくなったことでしょうか?
(その対策として、窓ガラスの外側に“外気温度計”を貼り付けました)

家の設計をお願いする前、過去に設計された実績のある住宅を訪問させていただき、そのオーナーの方から「この家に住むようになってからは、寒くて起きられないとか、暑くて寝られないというのは全くなくなりました」と伺ってはいたのですが、何せ実感したことがありませんでしたので、本当に自分たちがそのような家に住めるようなれるのか半信半疑の状態でした。
しかし、この家に住んで10年以上、我が家にとってそれはもう当たり前のことになりました。

仮にもう1件家を建てるとしたら、やはりこの家以外には考えられないというのが我が家の本音です。

こだわったところ、気に入っているところ

・24時間温度変化がほとんど無い、高い断熱性能。

・無垢の木がふんだんに使用された、本当の意味での高い質感の内装。
(一般的な住宅でよくある、表面仕上げ材の薄いフローリングなどはどこにも使われていません)

・窓の高さが揃ったバランスの良い外装デザイン。

・華美ではないが飽きの来ない、優れたデザインの北欧仕様キッチン。

・柱の無い、宙に浮いたような木製階段。

・バルコニー下の広い玄関前のデッキ。

・冬でも決して結露することのないトリプルガラスの窓。

・外に向かって回転させると室内から簡単に外側を拭ける、使い勝手の良い回転窓。

・外壁の厚み35cm程ならではの、まるですべての窓が出窓であるかのような広い窓台。

・天然大理石の窓台。

・効果的に配置された間接照明。

・台風の暴風域に入っても外の音があまり聞こえてこない、高い遮音性能。
(夜中に土砂降りの雨があっても気が付かず、次の日、人から言われてはじめてそれを知ったという経験が何回もあります)

・窓を開ける必要を全く感じない、フルタイム換気システムによる自然な空気感。

・換気システムによる、匂いの残らない洗面所。(換気のために窓を開ける必要は全くありません)

・外観デザインのポイントでもある、室内から開閉可能なオーニング。

・(おそらくは)長きにわたって入手可能な木材で仕上げられた外壁。

その他

エアコンのフィルタ(高性能フィルタ)はちょっと高価ですが、これだけはコストを惜しまず定期的に交換すべきです。

我が家では最初、このフィルタを定期クリーニングだけで3年ほど使用してしまい、それが原因で風量低下による夏の冷房不良の問題が発生しました。

いろいろ点検してもらった挙句、結局フィルタ交換で全て解消しました。

その後は1年に一回程度の頻度で交換しています。

一番最初にご契約いただいたお施主様で、そこからショーナヒュースフルスペックハウスの歴史は繋がりました。
また、お引渡しから12年目にこのようなインタビューにお答えいただきありがとうございました。現在も快適にご生活されている様子でなによりです。これからも引き続きよろしくお願い申し上げます。

三重県 U様邸