全館換気とはどのようなもの?その種類を紹介します!

2022年8月31日

「全館換気とはどのようなものなのだろう」
家づくりを検討される方で、このようにお悩みの方もいらっしゃいますよね。
今回はそのような方に向けて、24時間換気の特徴について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□24時間換気の特徴について

24時間換気とは、室内を換気し続けて常に空気を入れ替える仕組みです。
2003年の建築基準法改正によって、すべての建物で24時間換気システムの設置が義務付けられています。
住宅であれば、1時間に0.5回以上換気をすることが必要条件です。
1時間換気をした時に、空気が半分以上入れ替わる計算です。

近年、住宅が高気密化したことにより快適性が高まったものの、ほこりやダニなどの影響を受けやすくなったことにより、義務化されました。
また、シックハウス症候群も懸念されるようになり、24時間換気は予防対策となっています。
24時間換気をすることにより、ハウスダストや化学物質が充満することを防げるため、より快適で健康的な生活を送れるようになります。

pm2.5にも対応するフィルターも高性能フィルターを備えた全館換気は、空気を入れ替えるだけでなく、空気清浄機の役目も果たします。

□換気システムの種類について

1つ目は、第1種換気です。
これは、排気と給気ともに換気扇の機械換気装置を付けます。
機械で換気を行うことでより高い効果が期待できるうえに、効率的に換気ができます。

しかし、設置費用や電気代が高くなるというデメリットがあります。
また、メンテナンスの手間もかかりやすいです。

2つ目は、第2種換気です。
給気のみ機械換気装置を付けます。
排気は事前に行うため、室内は昇圧状態になります。

昇圧状態になると、新鮮な空気を維持できます。
ただし、室内の湿度が溜まりやすく、一般の住宅では採用されにくいです。

3つ目は、第3種換気です。
これは、排気のみ機械換気装置を付けます。
空気を排出する力の方が強く、気圧の低い負圧状態となります。
湿気が溜まりにくく、コストも抑えられるため住宅で最も利用されています。

ただし、給気が自然換気となるため、外の温度の影響を受けやすいです。
過程によって、寒いと感じてしまうこともあるようです。

□まとめ

今回は、24時間換気の特徴について解説しました。
また、換気システムの種類についてもお分かりいただけたかと思います。
ぜひこの情報を参考にして、全館換気について考えてみてくださいね。
ご不明点がありましたら、いつでも当社までご連絡ください。