『ヒートショックについて』
ヒートショックは北欧諸国ではありえないことですが日本では先進国でありながら日常的にヒートショックが人々の暮らしを苦しめています。時には命を奪うこともあります。ありえない真実が日本には存在します。住宅後進国日本の現実です。
『ヒートショックによる年間の死亡者数は交通事故の死亡者数を大幅に上回っております。』
ほとんどの住宅ではバリアフリーは相当謳っていますが、真のバリアフリーからはズレが生じています。
バリアフリーは段差無しがすべてではありません。空気・温度のバリアフリーを実現してこそ先進国に並びます。
いつになったら日本も良くなることやら。悲しい現実です。スウェーデンでは法律で性能が守られて戸建て住宅、共同住宅、賃貸住宅等全て同じ快適環境を維持しています。
(このためには壁の断熱厚みは24㎝以上、屋根天井部は40㎝超え、は当たり前で 北に行くほど分厚くなります。)
ここ数年日本でも高断熱を整備する方向で動いていますが、
抵抗勢力が存在する日本に於いて当分は、すべての住宅からヒートショックを無くす改善は出来ないでしょう。
情けない国ゆえに整備が放置され続けた結果と現実ですね。
家中が快適で温度差が無く空気が綺麗であれば体に優しく暮らせます。
北欧の人々から見たらありえないことで、なんと貧しい国なのかと思われても仕方ないですね。
『ヒートショックは全ての室内お風呂、洗面室、トイレ、玄関、廊下なども居室と同じ温熱環境でなくては実現出来ません。』
私たちは微力ですが、温度差の無いのは当たり前で、空気が綺麗で北欧デザインを取り込んだ住宅に真面目に取り組んでいます。
これから住宅計画を進める方は、このような現実を踏まえて進めてゆくことを切に望みます。